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そういえば、京都アニメーション版Kanonが終わりましたね。
開始当初は最近の樋上いたるさんの絵にあわせてたり、ハイクオリティの作画には期待感をぬぐえませんでした。でも、回を重ねると、マルチストーリーを1つの話にしてしまうしわ寄せが…。祐一が結局、気が多い男子になってしまったし、あゆENDと名雪ENDを平行に進めたため中途半端になってしまいました。栞ENDも途中で放置、最後に実は…。これではKanonの良さが台無しです。あゆENDも3つ目の願いを祐一がかなえるという説明的なシーン追加が話を事務的にしています。あそこは、救えなかったという悲しみから一転、奇跡が起きたという感情の反転が泣きのつぼなのに。

Kanonは「約束」と「奇跡」をキーワードとするファンタジーだと思います。変なつじつま合わせはいらないのです。絵のクオリティ的には非常に高く、キャストもなじみの声優をできるだけ起用していてよかったんですけど、構成・シナリオが残念な限り。

やはり、各ストーリーを独立でやるしか、ゲームの良さを十分引き出せないのではないでしょうか。Airはゲーム自体も基本1本道なのでアニメでも十分な表現ができたのでしょう。

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人生半ばを過ぎても、漫画・ゲーム・アニメからはなれられない生活を送っています。そこが仏心たる所以??
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